仕事

緊張で震える声・手・足・身体


こんばんは

今日は社会不安障害(SAD)を抱えながら仕事をしているボクが体験をした話をして、どこかの誰かを勇気づけられたらと思います。

こんな奴もいるんだから自分も頑張ろうと思って読んでいただけたら幸いです。

ボクは人前に出て話すことが嫌いです。

兎に角とても怖いんです。

けどそんな自分を周りに悟られてしまうことも怖いんです。

慣れてきた人たち相手でさえ集団の前だと言い知れぬ恐怖感があります。

最初は認めたくありませんでしたが、典型的な社会不安障害の症状です。

ボクの場合、約2800人に1人とされる生まれ持ったものと、両親の離婚やいじめられた過去が大きく関係していると思われます。

自分の話は聞いてもらえない、自分のことを話してはいけない、自分のことを知られてはいけない、自分のことは理解してもらえない、誰も自分を受け入れてはくれないと、自分に言い聞かせてしまいました。

今思うと話せば分かってくれる人もいたかもしれないのに・・・

人には潜在意識というものがあり、自分の思いの強さが現実に反映してしまうというものです。

ボクは潜在意識にその思いを刷り込ませてしまったようです。

なのでみなさんはどうか自分にとってマイナスなことは考えたり、言葉にしないように意識してください。

どんどん自信とやる気がなくなり、ボクのように社会不安障害になってしまったり、鬱になってしまうことも十分にありえます。

言霊という言葉があるようにそれくらい言葉には力があります。

自分には勿論他人にかける言葉も意識しましょう。

言葉によって人は傷つき、また癒されます。

言葉と思考とうまく付き合っていきましょう。



それではボクの身に起きた恐怖体験を話したいと思います。

社会不安障害のボクが新人研修で副社長に怒鳴られた話

ボクは高校卒業後、現在の会社に入るまで定職に就かずにアルバイトを転々とし、その場しのぎの生活をしていました。

住むところがなくネットカフェ難民だったこともあります。

色んな経験をしてようやく現在の会社に正社員として採用されました。

アルバイトしか経験してこなかったボクは研修なんか一度も受けたことはありませんでした。

ボクは対人恐怖症でコミュ障なので、接客業嫌い、営業なんてもっと嫌いなのでこういった職種は絶対に選びません。

なのでボクは製造現場での採用でしたが、勤務先の工場が本社に近いという理由で、1年に1度ある新人研修に参加させられることになったのです。

しかも3年間!3年目までが受ける研修だそうです。

それを聞いてもう行きたくない。

けれど断れない。

とうとう研修の日がきて慣れないスーツで本社へ出勤。

周りは全員新卒入社で営業職の人たち。

ボク以外みんな誰かしら同期がいて、もう研修室に入るなりグループが出来上がっていました。

当然会話についていけない。

突然話しかけられたかと思えばど「どこの大学に行ってましたか?」と聞かれ

ボクは高卒です(笑)と答えると

一瞬静まり返り、「あ、そうなんですね」で会話がなくなり・・・はい!気まずい(笑)

そのあとは勿論会話に入れず。

独りぼっち

帰りたい

退席してそのまま辞めてしまおうかと頭を過ぎりました。

まあここまでは前置きです。

その時が来ました!

新人研修には付き物?

そう!自己紹介です!

周りは全員初対面、対人恐怖症のボクからしたら地獄です!

しかも進行役の人が今日の目標を漢字1文字で表して、それを入れて自己紹介しましょう!と無茶ぶりをしてきたのです!

この場から逃げ出したい!なのでボクは逃を選びましたと言いたい!

自己紹介が始まり、もう誰の言葉も入ってこなくなりました・・・

自分が言うことを必死で頭の中でまとめようとするけど全くまとまらない!

みんな流石営業というような自信に満ち溢れた自己紹介を次々していきます!。

それを聞いていてボクはどんどん追い込まれ、手足が震え始めます。

そしてついにボクの番の時に事件は起きたのです!

この日ボクは風邪をひいて体調がすこぶる悪くマスクをしていました。

その日は副社長が研修を見に来ていて、ボクがマスクをしたまま壇上の前に立った時に大声で「マスク外せー‼」と怒鳴ったのです!

この時ボクはこの人が副社長だとはじめて知りました。

そしてその時の副社長の表情は今も忘れられません。

スマホを片手に持ち大声で怒鳴っていました。

確かに一般常識で言えばマスクをして壇上に立つのは失礼に値するのかもしれません。

けどどうか言い訳をさせてください!ボクは緊張で自分がマスクをしていることだとかそんなことには気が回らず、全く頭の中になかったんです。

兎に角自己紹介を無事終えたいと、それだけで頭の中がいっぱいだったんです。

もうお分かりだと思いますが、ここから地獄の時間の始まりです。

多分たった数分だったと思いますが、ボクには何時間にも感じられました。

急に怒鳴られたボクは完全に気が動転し、手・足・身体がぶるぶると震えだしたのです。

壇上に立ちみんなに注目されてることもあり緊張がピークだったのでしょう。

とりあえずマスクを外しましたが、手が震えていてたのでうまく外せず床にマスクが落ちてしまいました。

それを拾おうとするのですが、全身が震えているのでうまく拾えず何度か拾い直したと思います。

落ちたものを拾う、普段とても簡単に行っているこの動作ができなくなるくらい、自分の身体が言うことを聞いてくれなくなってしまうんです。

本当に自分が情けない。

自分でももう何を言ったのか分からない自己紹介を終え席に戻る時、ふと副社長の方を見てしまいました。

スマホでメール?を打っていたのか、ボクの方は全然見ていませんでした。

この人にとってボクは、全く興味のない人間認定をされました。

すごく悔しかったけど、何もできない自分が悪い。

丸1日研修がありましたが、内容はよく覚えていません(笑)

誰もボクに話かけてくる人はいませんでした。

まああんな出来事があったんでしょうがないと思いますが、集団の中での独りぼっちって結構しんどいよね?ボクだけ?

製造のボクには全く役に立たない研修に駆り出され完全に自尊心を失いました。

けどこうして今も生きて、会社も辞めずに働いてます。

対人恐怖症を克服できたわけではありませんが、いつか副社長や周りを見返してやりたいと思えるくらいにはなりました。

もっと堂々と生きていけるようにブログという手段を使い自分にできることを探していきたいと思います。

最後に!

ボクのように対人恐怖症で、どうしても人前で話さなくてはいけない時に使える物を載せておくので、活用してみてください。

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